アパレル生産管理について
まず、縫製工場では、デザインやパターンメーキングを行いません。これはアパレルメーカが行い、発注時に生地や付属品とともに支給されるからです。支給された生地について、縮絨(しゅくじゅう)などの加工が必要なものは、設備のある工場であれば自工場で行うこともあります、多くは専門工場に外注されます。
縫製工場はほとんどアパレルメーカの外注工場です。アパレルメーカの企画したものを縫製下請けとして生産します。下請工場にとっては、受注が年間を通じて安定して確保されることが重要です。受注があると、縫製工賃と、支給される縫製仕様書と縫製指図書により、生産計画が立てられます。アパレル生産管理サイクルのプランの段階です。生産計画の立案はアパレルメーカの直営工場でも同じです。納期に間に合うように、品質を維持し、コスト内に収まるように計画します。まず裁断計画と、それに続く縫製の工数計画が立てられます。ここで問題となるのは、縫製仕様やパターンに対して縫製工場の考え方とギャップがあることです。アパレルメーカからの支給品に問題があったり、縫製工場側の問題も少なくありません。
このようにアパレル生産管理は、組立業や加工業の工場のそれとは違った問題をたくさん抱えています。